イノシシを食べよう!④~猟師の私が実際に作ったイノシシレシピ
【第28回】都内の美人営業マンが会社を辞めて茨城の奥地で狩女子になった件
■三品目「自家製イノシシベーコン」
最後はフライパンと紅茶パックを使って簡易的に作る「イノシシベーコン」♪ 塩漬けにして、いぶすだけ。程よい塩分とイノシシの旨味が絶品! そのままおつまみにしたり、ペペロンチーノやチャーハンにアレンジしてもいいですね。たくさん作らないとあっという間になくなっちゃいます。
<自家製イノシシベーコンの材料>
・イノシシ塊肉(バラ) 600g~700g
・ブラウンシュガー(三温糖)大さじ2
・ピンクソルト大さじ2
・★(燻製用)ローレル2~3枚
・★(燻製用)ブラウンシュガー大さじ2
・★(燻製用)紅茶パック2個分
<自家製イノシシベーコンの作り方>
(1)↓ベーコンはバラブロックで作っていきます。これで700gくらいです。結構身が縮むので赤身が多い部位にしたほうが良いかもしれません。お肉700gに対してブラウンシュガー大さじ2、ピンクソルト大さじ2を丁寧に刷り込んでいきましょう!
(2)↓しっかりブラウンシュガーとピンクソルトを刷り込んだら、ラップに丁寧にくるみます。冷蔵庫の中で3日~5日ほど寝かせていきましょう。
(3)↓4日間寝かせてみました。身がキュっと締まっていますね。もはや、美味しそうです……。水で簡単にすすいで、キッチンペーパーでしっかり水分を拭き取ったら、燻製していきます。
(4)↓フライパンの上にアルミホイルをひいて、その上に★(燻製用)のローレル、ブラウンシュガー、紅茶パックを置いて混ぜます。紅茶パックは破って中身を出しましょうね。その上に100円ショップで買った丸網を乗せれば準備OK! 燻製用の調味料ですがスモークチップが無かったのでこれらで代用しましたが、スモークチップ等をお持ちの方はそちらでも良いと思いますし、ほうじ茶など自分なりの工夫を凝らしてみるといいですね(*´▽`*)
(5)↓中火で30分~50分程火をかけていきます。すぐに煙がモクモク出てきて、ブラウンシュガーの香ばしくて甘い香りが立ち込めてきます。様子を見ながらやっていきましょう。なるべくフタは開けないのがポイントです!
(6)↓完成~!!! 出来立てはアツアツで柔らかくジューシィ♪
ペペロンチーノに入れたり、ガーリックライスに入れたりしました★ イノシシベーコンはニンニクとの相性が抜群なので叫ぶほど美味しいですよ。アヒージョにしても美味しかったなぁ……。
【終わりに。一つだけ注意点。よく加熱して食べましょう!】
如何でしたでしょうか? 今回は私のイノシシオススメレシピ3選のご紹介をさせて頂きました。貴方のお腹の鳴る音、聞こえてきましたよ……! 書いている私まで鳴っちゃいました。注意点がひとつだけあります。ジビエ肉の取り扱いをする時はしっかり中まで火を通して、調理器具も生肉が触れた部分は洗浄や消毒に気を遣いましょう。安心して、安全な美味しいジビエを貴方に楽しんで欲しいのです。
次回は何故ジビエの生食が危険なのか、そのリスクについてお伝えしていきます。この連載を通して私の、私たちの想いが、少しでも誰かに繋がり、そして何かのお役に立てれば幸いです。